鮭の身肉を皮付きのまま叩き、すり鉢で擦ります。叩いたあとに除いた皮は、薄切りにしてから水煮して 冷ましておきます。すり身に山芋とはらこを加え入れて、醤油仕立ての吸い物を温めた中に落としながら火 を通します。芹や三つ葉のみじん切りを添えて供します。以前はかなり柔らかなすり身仕立てで、丁度
溶いた鶏卵が白く散ったような汁物でしたが、最近はやや固めの上品な吸い物仕立てでお出ししています。
 村上では戦前まで武家の末裔である士族の本町と町人の町区が別れており、狭い地域の中にあって異なる 方言や文化を持った珍しい土地柄だったのですが、士族家庭の子皮煮には中骨を叩いたものも入っていたそうです。

鮭の卵皮煮(鮭の子皮煮)用すり身 180g  
(説明)
鮭の卵皮煮(子皮煮)は鮭のすり身に細かく刻んだ鮭の皮やイクラ、
つなぎとして卵、長いも、味噌で作ったつみれをお吸い物に入れた村上の伝統料理です。

お好みで味噌、またはすましで汁を作り、スプーン
などで適当な大きさのだんごにして煮てください。
後は三つ葉、ねぎ、柚子などはなして出来上がりです。

お鍋やおでんに入れてもお使いいただけます!

※つなぎになる材料はすべて入っています。
 そのままお使い下さい。