お客様(smoky様)サイトで
弊店の真鱈鍋セット
ご紹介いただきました。

 


【まだらのヒモ】

英国サリー州のロイロット家に住む双子の姉妹の姉が、謎の死を
遂げ、死の間際の「まだらの紐(原語ではband)」という言葉を
手がかりに事件の真相を解明していくという、コナンドイルの
「シャーロックホームズ」シリーズの作品「まだらの紐」ではない。

今日ご紹介するのは「真鱈のヒモ」。
夏場の岩牡蠣で毎年お世話になっている、越後村上の鮮魚店「う
おや」さんの「真鱈」。今が旬だと聞いて試しに通販してみたの
だが、これを鍋にしてブッ飛んだ。淡泊な身も美味かったが、長
くウニウニとつながったヒモ状の白子(鱈の精巣)がバカ旨だっ
たのだ。

鶏でも牛でも魚でも大概の場合は本体よりも臓物(内臓)の方が
美味いと相場は決まっているのだが、それにしても日本海に降る
雪のように真っ白な白子は鍋に入れて食すと淡泊な中にも上品な
味であり、一度福岡で経験した河豚の白子にも勝るとも劣らない
逸品だった。

鱈と白子は私の住む山国でも旬になると日常的にスーパーで売ら
れてはいるが、しかし今回送ってもらったものとは身の厚さとい
い白子の甘さといいまったく別物であることが判明した。鱈とい
うのは真鱈・スケトウダラ・コマイの3種を言うのだそうだが、
真鱈は体長が1メートルにもなる大型で、スケトウは比較的に小
型なのだそうだ。とするとわが地方で売られている直径10p以下
のぶつ切りはスケトウなのかもしれぬ。それで身も白子もイマイ
チということか。

とにかく「うおや」さんの「まだら鍋セット」には真鱈のデッカ
イ切り身が5切れ(1切れが手の平サイズ)、白子が300g、肝が
200gと盛大についている上に、だめ押しで「どんがら(アラ)」
が800gも追加されている。これでアンタいくらだと思いますか?
なんと、税込み2,520円。あるサイトでは真鱈の白子500gが7.000
円で売られていたことを考えると、この価格はもの凄くお値打ち
といえるのではないだろうか。

しかも美味いのは白子だけではない。もっともスゴいのは実は
「肝」。見た目はフォアグラそっくりであり(だって肝臓だもん
な)、これをぶつ切りにして鍋に放り込むと、やや黒っぽい塊に
仕上がる。真鱈の肝は初体験でありややおっかなびっくりで食し
てみたのだが……の、の、濃厚!食感は柔らかいが実にコッテリ
とした深い味わいで、それがまた淡泊な身と甘みのある白子に良
く合う。
このコッテリ感はなかなか威力があり、真鱈の部位以外は白菜と
豆腐しか入れていないシンプル鍋であったが、それだけで十分な
食べ応えがあり結局主食は食べずに食事を終えてしまったほどだ。

イチゴを入れるパックに一杯入って届いた白子と肝は、結局それ
ぞれ1/3ほど残ったので、今度は800gのアラと混ぜ合わせて、みそ
味の「ドンガラ汁」を作ろうと思っている。鍋の味付けは醤油ベ
ースだったので、真鱈のアラと臓物が味噌とどんなコラボを見せ
てくれるのか、今からワクワクするのだ。

結論として、「鯨のハリハリ鍋」を西の絶品鍋代表とすれば、こ
の「真鱈鍋」は充分に東の横綱格として推挙できる味であると断
言できるほど衝撃的に美味い味であり、しかも価格的にもかなり
リーズナブルなものとなっているのがうれしい。

毎年の冬の楽しみがまた1つ増えた。こういう「身近で美味いも
の」を発見した時の感動を経験したいがために、私はインターネ
ットをしているのではないかとホンキで思うときがある。



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