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◇ 越後村上では、平安の昔から鮭が特産として知られ世界に誇る鮭文化を築いてきました。日本の鮭を語るに越後村上の「三面川」(みおもてがわ)をさけては通れません。
朝日岳を流れの源とする三面川の清流は、全長41キロ。越後平野をゆったりと流れ、ここ村上で日本海に注ぎます。
古文献によると、大化の改新の頃(西暦645年)には、すでに鮭料理が広く食されていて、平安時代には鮭や腹子を越後から都に献上したと記録されてます。この献上品が「三面川の鮭」なのです。
鮭は川にのぼって産卵し、孵化した稚魚は海に下って成長します。そして3・4年荒波にもまれ成魚となり、一万数千Kmもの長い旅をして秋産卵のためにまたふる里の川に戻るという習性をもっています。川にはそれぞれ土地固有の有機物・無機物が溶け込んでおり、鮭は臭覚で自分の生まれた川を識別していると言われています。
約250年前、この「母川回帰性」を世界で最初に発見したのが村上藩士 『青砥武平次』(あおとぶへいじ) でした。そしてその後、鮭の自然孵化増殖システム「種川の制」を考案し村上の鮭文化の礎を築きました。種川というのは川の中洲に鮭が産卵する条件に合うように掘って作った川で、鮭の増殖に大きく貢献しました。江戸時代にこのように積極的に、鮭の増殖に力を入れた川は、外にはありません。
その後村上では、明治11年アメリカの孵化技術を取り入れた日本初の人工孵化に成功。減少していた鮭の遡上数も、明治17年に73万7千378尾を記録するまでに増えました。これは、単一河川では日本の最高記録になっています。
獲れた鮭から採卵をして、白子をかけ受精させ、育養所と県の孵化場で育てたり,県内の各孵化場に受精卵を送るなど、三面川は文字通り県内の鮭の親川と言えます。
現在、鮭の遡上数は2万9千24尾で放流数800万尾ですので回帰率は0.2〜0.3%となっています。
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鮭(いお)の話 寄稿(中村直人氏)
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・いおの話 (pdf)
サケマスのなかまは世界中にたくさん生息していますが、そのなかでも鮭中の鮭は6種類とされています。さらに1988年にはニジマスも仲間であることが判り7種類となりました。
このようにサケマスは分類が難しく、最近お馴染みのアトランティックサーモンはマスに分類されます。イワナ、シシャモ、アユ、ワカサギなどもこの仲間にはいりマス。
さけのいろいろ しろざけのいろいろ しろざけを食べる
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・鮭川のかおり (pdf)
村上市の北部を流れる三面川は、東北南部のブナ原生林である朝日連峰の源流から海までの河川距離が41kmであり、流域にダム以外の障害物や水質汚染源もなく、さらに源流のみならず流域各地にもブ
ナ林が点在しています。そしてブナ林の豊富な生成物が希釈されることなく、そのままそっくり海へと注いでいます。河川分類上は二級河川であり短距離なだけに深い大河とはならず、むしろこれが幸いとなる第一級の鮭川要因といえます。
実際10〜5km未満の小川や澤が幾筋も存在しています。
さらに日本海側はしばしば山を降りたところがすぐに海である、と表現されるところが少なくありませんが、海寄りの山北さんぽく村沿岸に至っては川を形成する間もなくブナ林の源流が沁み水として、海へと注がれる地形環境が森林帯分布図からも読み取れるほどです。
こうした天賦の恵みが注がれた沿岸の代表的景勝地笹川流れに至っては海域一帯が鮭を呼び寄せている、といった表現も大袈裟とはいえないでしょう。鮭以外の貝や海草や魚類も豊富でかつ新鮮で滋味にあふれた状態で、周年にわたり生息してゆけるのは鮭川の最大の恩恵といえます。
さけかわのかおり
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・鮭川のめぐみ (pdf)
サケに選ばれた川
いくつかの鮭川条件を要約してみますと次のようになります。
・酸素を多く含んだ流れ、つまり湧水質の淡水清流源が必要
・清流に運ばれた養分がもたらす生態環境と、"匂い"が必要
・溯上に適した、"淵と樹陰"が必要
・産卵と孵化に適した、浅瀬で砂礫質の川床が必要
・生態環境を熟知し、採取・再生循環させる人々の知恵と努力
さけかわのめぐみ
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・さけとしゃけ (pdf)
日本各地で親しまれている鮭ですが、その呼び名には不思議な飛び地的傾向が読み取れます。
回帰流域の一般庶民の口からその時代の支配層への献上物や珍重品へと、
捉えられた後でも出世溯上してゆく鮭の行動力を想像力を駆使して迫ってみたいと思いマス。
・むかしむかしから鮭は交易品だった
・そのむかし鮭はお供え物や献上品だった
・鮭は北日本のみならず古東京湾にも溯っていた
・すこし昔鮭は褒美や贈答品として江戸よりくだされていた
さけとしゃけ
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古岩船潟のおもかげ (pdf)
平成の現在では日本有数の穀倉地帯を誇っているここ北越後の古代から中世にかけての地形は、
幾多の河川からなる河口に大きな古岩船潟(琵琶潟)が形成される汽水流域でした。
そこから獲れる鮭に代表される魚類や水海産物は地域を潤してくれていました。
信濃川以北の古越後平野には大小幾つもの潟が存在し、
それらは一連の運河水系を成していたことが研究事例から解明されています。
畿内から蝦夷松前地区にかけての北前船が発達した背景とされ、
内海として航海の安全を支えていたことが想像されています。
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さけかわと地名考 (pdf)
歴史深い北越後に平成20年4月1日誕生した新生村上市は、
山地森林において日本の縮小版に相当する版図面積を有し、
この豊穣の大地を太古から変わらぬ生態系で湛えています。
この機会に遥かいにしえの原風景に郷土の想いを巡らせ、
その悠久の生活環境を共有することでより結びつきの強い
独自性を持ち続けることができると思います
□新生村上市の各地域の古環境考
この地で生活していた太古人は2万年前に遡る後期旧石器時代
の遺跡などから連綿と続く生活の足跡を、有用な地形形態から導
かれる地名の伝承として刻み継承してくれています。この伝承考古
学ともいえる発掘に必要な道具は他でもない先住民のアイヌ語に
残されています。もちろん古東アジア語ともいえる語体ですので、
その片鱗を現在のものから選び抜いて近隣の古朝鮮語をも参照し
ながら綾解いてみたいと思います。技巧を要しなくとも鮮やかに蘇
る原風景に驚かせられる思いがします。
鮭文化を育む自然背景の中で、大自然の形成根源ともいえる
山岳地形や森林帯、河川水脈の恵みが最も備わった環境の
ひとつと数えられる地がここ北越後にあるといえます。
山、森、川、海が揃っているだけに留まらずその活性力の高さ
において特選を誇りつつも、気品高い奇跡ともいえるバランスで
そこにひっそりと佇んでいる姿を実は私たちは毎日眺めている
のです。
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鮭の旬
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◇ 鮭の特に美味といわれるのは9月から12月にかけて、産卵のために帰ってきた川に上る直前の「秋味」と称される鮭で、身が大きく、良く締まっています。
(うおやではその中でも9月から11月にとれた最高の鮭にこだわり生鮭として販売し,またその時の鮭を素材にしてうおや特製塩引鮭を造り出荷しているわけです。)
鮭の日(11/11)
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◇ 「鮭」の旁の「圭」を分解すると「十一十一」になることから
11月11日は鮭の日と1980年代後半に村上市の日制定委員会がPRのため制定しました。
ちょうど秋鮭の最盛期にあたり、鮭の恵みに感謝して鮭魂祭などが催されます。
江戸時代から続く伝統の味の数々。村上の人たちは鮭をこよなく愛し、村上ならではの多彩な料理法で鮭を頭から尻尾まであますことなく味わい尽くします。その鮭料理の数は百を超え、鮭を愛する地元の人々の昔からの知恵と工夫が生きています。
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お昼に人気のみのもんたさんの番組、今日は何の日で鮭の日がとりあげられました。
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越後村上うおやの鮭製品 |
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鮭のふるさと越後村上から旬の秋鮭を素材とした うおやの各種製品をご案内させていただきます。
●村上名産「塩引鮭」
特に選び抜いた秋鮭を素材に独特の製法で一本一本
丁寧に仕上げました。絶妙の塩加減と深い味わいは
鮭のまち越後村上が誇る最高の美味しさです。
●鮭の醤油はらこ
極上の秋鮭の子(はらこ)を醤油と酒で独自に味付けし
ました。ご飯にのせると至福の時がおとずれます。
●鮭の飯寿司
越後村上地方のお正月の味として古くから親しまれて
きた郷土料理です。鮭の薄切りとはらこ、氷頭、数の子、
にんじん、大根、ゆずを米と糀で自然発酵させたふるさと
の逸品です。
●鮭の味噌漬
生鮭の切身を越後味噌とみりんに漬け込んだものです。
味噌をよく洗い流して焼きます。
味噌のこうばしさがなつかしさと食をそそります。
●鮭の焼漬
焼きたての生の秋鮭をうおや特製出汁醤油に漬け込んだ
ものでそのままお召し上がりいただけます。
鮭のふるさと村上ならではの伝統の一品です。
●鮭のかほり漬
旬の秋鮭をうおや特製醤油、みりん、ゆずで漬け込みました。
ゆずの香りがほんのり甘く上品で豊かな味わいです。
●氷頭なます
鮭の頭の軟骨を薄切りにして、甘酢をわりこんだ大根おろし
とゆずであえたものです。氷頭のこりこりとした食感をご堪能
ください。
●鮭の酒びたし
塩引鮭を半年以上干上げた後、身をスライスしたものです。
酒にひたし、生姜の細切りをそえてお召し上がりください。
●鮭のはらこ味噌漬
厳選した最高級の秋鮭の子をうおや特製味噌に漬け込みました。
うおや独特の味付けでお味噌の甘い香りがなんとも上品な逸品です。
●塩引鮭の一鰭
越後村上では昔から塩引き鮭は大晦日の年取り魚として食されています。
特に「塩引き鮭の一びれ」はお正月に年神様をお迎えするためお供えされています。
一尾より2切れしかとれない貴重品です。
村上では昔から塩引鮭の一びれは神棚に供えたあと、その家の家長の膳にのるしきたりがあります。
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はらこ
と イクラ と 筋子
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いただくご質問に「はらことイクラ、筋子の違いは何ですか」というのが多いですので簡単にご説明いたします。
(1)筋子
鮭や鱒の魚卵を卵巣膜に包まれたまま塩蔵されたもので、卵が筋のようにつながっているので筋子と呼ばれています。卵粒が朱色で光沢と弾力があり、傷が無いものが良いとされます。
(2)イクラ
卵の塩蔵品。卵巣膜をほぐして、卵をばらばらにし、塩味に味付けしたものをイクラといいます。イクラとはロシア語で魚卵のことを意味し、鮭,鱒以外の魚卵製品もロシアではイクラと呼ばれています。すし種、カナッペなどに多く用いられます。イクラを醤油につけたイクラの醤油漬もあります。
(3)はらこ
村上ではらことは,産卵のために三面川を遡上しようとする雌鮭からとった粒の大きな卵を醤油と酒で味付けしたものを言います。この地方独特のもので,その味は高くご賞味されており、塩引鮭と並ぶ人気食品です。うおやでは特に最上級の素材にこだわり、はらこの醤油漬を製造販売しております。
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